デンマンが日々思ったこと考えたこと感じた事を書きます。


by denman705

カテゴリ:ミステリー( 11 )



 


百人一首ミステリー(PART 1)


 



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デンマンさん。。。 百人一首にどのようなミステリーがあるのでござ~ますかァ?



卑弥子さんは これまでに百人一首のミステリーについて質問を受けたことがないのですかァ~。。。


あたくしは京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しておりますので、質問といえば当然、源氏物語に集中しておりますわァ~。。。


あれっ。。。 「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授とは思えないような軽率なことを言うのですねぇ~。。。


あらっ。。。 あたくしが、何か可笑しなことでも のたまいましたかしらァ~。。。 おほほほほ。。。


卑弥子さん。。。 うっかりだとしても、忘れてもらっては困りますよう。。。 「百人一首」に『源氏物語』の作者の紫式部の次の歌が57番の歌として入っているではありませんかァ!



57. 紫式部


 



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めぐり逢(あ)ひて


見(み)しやそれとも


わかぬ間(ま)に


雲(くも)がくれにし


夜半(よは)の月かな


 




あらっ。。。 うっかりしていましたわァ~。。。 平成の紫式部と言われる あたくしとしたことが、マジでぇど忘れしていましたわァ。。。 そうです。。。 そうですとも、平安時代の中頃、宮廷中心の貴族文化は全盛を迎えるのでござ~ますわァ~。。。 文学の世界では、女性の活躍が目ざましく清少納言が『枕草子』、紫式部が『源氏物語』を書いたのでしたァ。。。 それゆえに『百人一首』にも、和泉式部、大弐三位、赤染衛門、小式部内侍、伊勢大輔といった宮廷の才女の歌が載っているのですわァ~。。。



そうですよ。。。 だからこそ、わざわざ百人一首ミステリーというタイトルを掲げて卑弥子さんに登場してもらったのですよゥ。。。 卑弥子さんも、これまでに百人一首ミステリーという言葉を聞いたことがあるでしょう!?


いいえ。。。 初耳ですわァ~。。。


マジで。。。?


だってぇ~、あたくしが教えている腐女子たちは『源氏物語』はもとより、『百人一首』についても、まず質問するということがないのですわよう。。。


まさかァ~。。。?


本当でござ~♪~ますわァ~。。。


それは、きっと卑弥子さんの講義が面白くないからですよ!。。。 だから、質問する腐女子学生がいないのですよう! 講義ノートに書いてあることを、卑弥子さんは毎年、毎年、読み上げているだけなんでしょう!? 僕が学生時代にも、そういう無気力な教授がいたものですよ。。。


デンマンさん! んもおおおォ~。。。! 失礼な事を言わないでくださいましなァ~。。。! あたくしの『源氏物語』の講義は“平成の紫式部が送る白熱のラブラブ源氏物語”として学内でもチョー人気がある講義になっておりますわァ~。。。


だったら、質問の一つや二つは出てくるでしょう!?


もちろん、出てきますわよう。。。 でも、その質問は“百人一首”とは全く関係ない質問なのですわァ。。。


例えば、どういう質問がでるのですかァ?


そうですわねぇ~。。。 あたくしの印象に残っているのは、「紫式部が生きていた頃はディ~プキスがあったのか?」とか、「避妊は、どのようにしていたのか?」とか、「もし、避妊がうまくゆかなくて、おろす場合には、産婆さんがおろしてくれたのか?」とか。。。 たいてい、そういう質問でござ~ますわァ~。。。


それは、ちっとも文学とは関係ない質問じゃありませんかァ~!


だから、『百人一首』のことで質問する腐女子など、これまでに一人もいませんでしたわァ。。。


そういうわけで、卑弥子さんも『百人一首』に紫式部の歌が出てくるのを忘れていたのですかァ~?


そうでござ~ますわァ。。。 おほほほほほほ。。。


あのねぇ~、それでは、未来のお母さんになる腐女子から生まれる子供のことが心配ですよう! 卑弥子さんは、日本の未来のことを考えて、もう少し腐女子たちを教養のある、品のある女性に育て上げてくださいよう!


分かりましたわ。。。 現代の腐女子のことで議論していると日が暮れてしまいますので、本題に入ってくださいなァ~。。。 そもそも、百人一首ミステリーってぇ、どういうことでござ~ますかァ?


ちょっと次の画像を見てください。。。



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あらっ。。。 これは、もしかして平安時代の田園風景を描いたものでござ~ますかァ?



さすがですねぇ~。。。 さすが京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義しているだけのことはありますよう! あのねぇ~、実は 上の絵は「百人一首」そのものなのですよ。。。


上の絵は「百人一首」そのものォ~。。。?


そうですよ。。。


でも。。。、でも。。。、どこにも歌が書いてありませんわァ~。。。


だから、それが百人一首ミステリーなのですよう!


どういうことですか? デンマンさんが言おうとしていることが全く理解できませんわァ~。。。


あのねぇ~、上の絵は次のように『百人一首』の歌を縦10枚、横10枚にきれいに並べると浮き上がってくる絵なのです。。。



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『拡大する』



マジで。。。? 『百人一首』の歌を 上のように縦10枚、横10枚 きれいに並べると浮き上がってくる絵があるのでござ~ますかァ?



あるのです。。。 京都の女子大学で「日本文化と源氏物語」を講義してい橘卑弥子・准教授を わざわざ呼び出してまで僕がウソをつくと思いますかァ~?


でも。。。、でも。。。、そのようなお話を あたくしはこれまでに聞いたことがござ~ませんわァ~。


それは、“平成の紫式部”と言われている卑弥子さんの勉強不足ですよ。。。 『ウィキペディア』にも ちゃんと書かれている。。。



歌織物説



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歌織物説とは、百人一首の歌が 隣りに来る歌どうしが上下左右に何らかの共通語をふくみ合う形で結び合わされ、タテ10首、ヨコ10首の枠内に並べることが出来るという、百人一首研究家・林直道の説


並べられた100首の歌と歌をつなぐ合せ言葉を絵におきかえると、美しい景色が浮きあがることから「歌織物」説という。


■百人一首には歌の名人・定家が何万何千という歌の中からよりすぐった百の歌だというわりには平凡な歌が多いことや、同じような言葉を用いたの歌が多いことなどから、ある意図された並びが存在するのではないかと言われていた。


■「歌織物説」とは、和歌の世界でさかんに行なわれていた言葉遊びを、百人一首の中に技術的なシステムとして組み込もうという考えのもとに歌を撰び出し、隣りに来る歌どうしが上下左右に何らかの共通語をふくみ合う形で結び合わされ、タテ10首、ヨコ10首の枠内に並べることが出来るというものである。


■そして、並べられた100首の歌と歌をつなぐ合せ言葉(山、川、紅葉、雲、花、桜、菊、鳥、鹿、瀬、滝、松、等々)を絵におきかえていくと、掛軸のような山紫水明の美しい景色が浮きあがることから「歌織物」と名付けられた。


 


歌織物の構図


■上記のようにタテ10首、ヨコ10首に並べたところ、四隅の角に位置する4つの歌が、右下に定家の歌、左下には後鳥羽院、右上には順徳院、左上には式子内親王となっており、その配置は「曼荼羅の四天王」を連想させる。


■この、謎をはらんだ歌集の意味をときほぐす重要な鍵は、定家の自撰歌にあると筆者は考えており、それは「来ぬ人を松帆の浦の夕凪に焼くや藻塩の身もこがれつつ」である。


■ここで「松」は待つの掛け詞であり、「凪」は泣きに通ずる。この歌は、誰か帰り来ぬ人に向って、定家が悶々たる思慕の情を述べるのが百人一首の基本点だったという推測を成り立たせる。


■つまり、鎌倉幕府と戦って敗れ、隠岐と佐渡に幽閉され、帰り来ることを許されぬ二人の帝と、薨去してこの世には二度と帰り来ぬ薄幸の美女・式子内親王という、三人の「来ぬ人」に向って「あなたをお待ちして泣きながら身もこがれる思いだ」と訴える構図なのではないかと考える。




出典: 「歌織物説」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



あらっ。。。 このような事をマジで言い出した人が居るのでござ~ますかァ?



そうなのです。。。 実は、僕はバンクーバー図書館で本棚の前で どれを読もうかと探していたら、たまたま百人一首研究家・林直道さんの本を見つけたのですよ。。。


あらっ。。。 偶然ですわねぇ~。。。 それで、デンマンさんは、「そのようなことはないだろう!? ウソだろう?」と思いながら読んでみたのですかァ?


その通りですよ。。。 すると、次のようなことが書いてあった。



定家の懊悩とその解決



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百人一首が後鳥羽院・順徳院・式子内親王らにたいする焦がれる思いを表わしたものだ、という主張にたいしては、式子・順徳についてはともかく後鳥羽院にかんするかぎり、とても賛成できないという意見が寄せられている。
その反対意見によれば、定家と後鳥羽院とはたがいに反目しあい憎みあっていた仲であって、その定家が後鳥羽院追慕、後鳥羽院讃歌の歌集をつくったなどというのは、あまりにも無理な解釈だというのである。


たしかに、表面的には後鳥羽院と定家とは仲たがいしたまま生を終えた形となっている。
後鳥羽院が承久の乱に敗れ隠岐に島流しになったあと、定家のとった態度は、じつに冷淡そのものであった。
家隆をはじめ多くの公卿たちが、隠岐へ見舞いの手紙を出し、慰めの品物を贈ったのに、定家は一通の手紙も一片の品物も贈らなかった。


後鳥羽院のほうでも定家の冷酷さに我慢ならず、隠岐で書いた歌論書『後鳥羽院御口伝』のなかで、定家の歌には「心がない」とこきおろしている。



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定家がこうした冷酷な態度をとったのには公私両面での理由がある。


第一に、定家は、承久の乱のおこる直前に歌会で発表した歌が後鳥羽院の怒りにふれ、「勅勘(ちょくかん)」をうけ、以後、自宅で謹慎せよ、公の席へ出ること罷(まか)りならぬという処罰をうけた。
ところがその処罰令を出した後鳥羽院自身が鎌倉幕府によって島流しにされ、隠岐に幽閉されてしまったから、定家は後鳥羽院から勅勘を解除されることなく、形の上ではずっと処分をいけつづけているという関係にあった。


第二に、クソ真面目な定家は、自由奔放な後鳥羽院と性格が合わなかったうえに、わが子の為家が後鳥羽院によって蹴まりの遊び相手として独占され、家業である歌の勉強を妨げられたこと、また後鳥羽院が定家の才能と律儀な仕事ぶりに目をつけ、新古今集の編纂などで存分に利用しておきながら、身分の昇進については配慮せず、いつまでも少将という低い身分に据(す)えおいたこと、などの点で恨みを抱いていた。


こうしたことから、承久の乱ののち、定家が公私両面で後鳥羽院とのつながりを断ち、別世界の人間として疎遠な関係に立とうとしたのは、ある意味で当然の成りゆきであった。


 (中略)


じつのところ、定家としては、後鳥羽院が勢力をもり返して幕府をたおし、ふたたび権力の座につくことをもっとも強く恐れていたのかもしれない。
そのときは彼自身、後鳥羽院がたから、手ひどい報復処罰をうけることが予想されたからである。


このようにみてゆくと、定家が(百人一首を作ることによって)後鳥羽院讃歌の歌織物をつくったなどという主張は、ますますもって不可解なものに思われるであろう。



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だが、じつは、晩年にいたって定家はある事件にまきこまれ、そのことによって大きな心理的軌道修正をよぎなくされたのである。
寛喜2年(1230年)、定家は、後堀河天皇から、新しい勅撰集を編纂せよという内意を受けた。


 (中略)


後鳥羽院・順徳院の歌をどう扱えばよいのか。
もしも入れるとすれば、(略) 鎌倉幕府から (略) とがめをうけるだろう。 (略)
「たとえ鎌倉に忌み嫌われている人物」だとはいえ、あえてその歌を勅撰集に撰入したというところに、定家の歌人としての誇りと自負と意地があったわけである。


ところが、定家苦心のこの草稿は、案の定、責任者である政治的実力者、関白・藤原道家からクレームをつけられた。
鎌倉幕府の怒りにふれることをおそれた道家は、草稿中の後鳥羽院・順徳院の歌 (略) をのこらず削除せよと指示したのである。


 (中略)


そこで定家は、鎌倉幕府にたいする反逆の意味を持った作品をつくらねば、気がおさまらなくなり、(百人一首をつくり) こういう報復をすることで、歌人としての失われた誇りをとりもどそうとしたのではなかろうか。 (略)
それよりももっと強烈にかれの心臓を握りつぶしたのは、後鳥羽院の祟(たた)りをうけるのではないかという恐怖感であった。



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承久の乱以後、かれのとりつづけた冷酷な態度が、院の恨みを買ってきたことは自分にも痛いほどわかっている。
そこへさらに、今回、たとえ上層部から命じられたとはいえ、後鳥羽院・順徳院の歌 を勅撰集から切り削る直接の下手人(げしゅにん)となった。
隠岐の怨霊(おんりょう)の祟りをこうむるのはもはや必定(ひつじょう)ではないか。
このままでは自分は未来永劫、地獄に堕(お)ちてしまう。


そこで定家は、院の祟りを免れるために唯一の手段として、院を讃美し、院の生霊(いきりょう)を慰める内容を盛り込んだ、何か奇想天外な巨大作品をつくり上げようと異常なまでの熱意に燃えたのではなかろうか。


このようにして、歌人定家は、勅撰集の独力撰進という、歌人として上りつめた栄光の頂点において、(略)挫折からの活路を求めて、百人一首歌織物という空前の大傑作をつくり上げるにいたったのである。



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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




165-172 ページ
『百人一首の世界』 新装版
著者: 林 直道
2003年12月17日 第1刷発行
発行所: 株式会社 青木書店



つまり、デンマンさんは上の御本を読んで 説得されてしまわれたのでござ~ますかァ?



そうです。。。 いけませんかァ~?


デンマンさんが素直に説得されるなんてぇ、珍しいことですわねぇ~。。。


あのねぇ~、もう一度 紫式部の歌を読んでみてください。。。



57. 紫式部


 



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めぐり逢(あ)ひて


見(み)しやそれとも


わかぬ間(ま)に


雲(くも)がくれにし


夜半(よは)の月かな


 




この上の歌を読んで、卑弥子さんは何か感動するものがありましたかァ~?



特に感動しませんでしたけれど、『百人一首』の中に選ばれたほどの歌なのですから、良い歌にきまってますわァ~。。。


だから、そういう考え方が間違ってるのですよ。。。 僕は、上の歌を読んで、特に素晴らしい歌だとは思えなかった。。。 紫式部には、もっと感動を呼ぶような歌があるはずですよ。。。


でも。。。、でも。。。、とにかく、『百人一首』の中に選ばれたほどの歌なのですから、良い歌なのでござ~ますわァ。


藤原定家は素晴らしい歌だから上の歌を選んだわけじゃないのですよ。。。 歌織物を作るために藤原定家の都合のよい歌を選んだだけなのです。。。 そうしない限り歌織物を作ることができない!


でも。。。、でも。。。、“歌織物説”というのは、百人一首研究家・林直道さんの言い出した仮説ですわァ~。。。


僕は、それは真実だと信じることができる。。。


その根拠は。。。?


藤原定家は どうしても歌織物を作らねばなかなかった! なぜなら、定家は、院の祟りを免れるために唯一の手段として、院を讃美し、院の生霊(いきりょう)を慰める内容を盛り込んだ、何か奇想天外な巨大作品をつくり上げねばならなかったのですよ。。。


そのような事が、その時代、あるいは、それ以前にもあったのでござ~ますかァ?


あったのです。。。 『百人一首』の2番の歌として入っている 持統天皇が詠んだ次の有名な歌を読んでみてください。




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春すぎて 夏来たるらし 白妙(しろたえ)の


 衣(ころも)ほしたり 天(あめ)の香具山



この歌は、たぶん 『百人一首に』入っているから有名になったのだと思うのだけれど、決して感動を誘うような歌ではないですよ。。。 歌そのものの言葉を解釈すれば、「春が過ぎて夏がやってきた。 香具山に白い衣が干してある」。。。 ただ、これだけのことを言っているに過ぎない! 小学生でも詠めるような他愛無い歌ですよ。。。



そうでしょうか?


卑弥子さんは、マジで素晴らしい歌だと思いますかァ~?


だってぇ~、『百人一首』に選ばれたのだから、素晴らしい歌に違いないと思いますわ。。。


だから、それが先入観なのですよ。。。 藤原定家は確かに歴史的に有名な歌人だけれど、持統天皇の上の歌が素晴らしいから選んだわけじゃない! 歌織物を作るのに都合がいいか定家が選んだだけなのですよ。。。


だから、それは百人一首研究家・林直道さんの言い出した仮説にすぎないのですわァ~。。。


地動説も初めは仮説だったのですよ。。。 ガリレオが生きて居た時代には、99%の人々が天動説を信じていた。。。 でも、現代人の99.9%の人々が地動説を信じている!


つまり、デンマンさんにとっても『歌織物説』は真実だと信じることができるのですか?


そうです。。。


その根拠は。。。?


あのねぇ~、持統天皇の上の歌は、ただ単に四季の移り変わりに感興を催(もよお)して詠んだのではないんですよ。。。 これまでの持統天皇の波乱に満ちた人生を考えるとき、愛する人を奪われ続けてきたこの女性の性(さが)と業(ごう)を考えるとき、僕は次のようにしか解釈できません。



春が過ぎて夏が来たようだ。


天の香具山に美しく真っ白な衣が


干してあるなあぁ~


でも、私の心はあの山の裏にある


磐余(いわれ)の池を見ているのです。



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大津皇子が自害する前に池の端で


辞世の歌を読んだという。


自害の後で、皇子の妻であり、


私の腹違いの妹でもある山辺皇女が


髪を振り乱し、裸足で駆けて行き、


共に殉死したという。


痛ましいには違いない。


しかし私は、ああせねばならなかったのです。


怨霊になって私を憎んで


いるのかもしれないけれど、


私には他にとるべき道はなかったのです。


どうか、心安らかに眠っていて欲しい。



上の歌を持統天皇は藤原京の宮殿から香具山を見て詠んだのです。



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この地図で見れば分かるように、香具山の裏に磐余(いわれ)の池があるんですよね。 この池の端で大津皇子は辞世の句を詠んだのです。 現在では、ほとんどの歴史家が大津皇子は持統天皇の陰謀によって死なされたと見ています。 僕もそう考えています。



つまり、持統天皇は結果として自分と血のつながりがある甥の大津皇子と腹違いの妹を死に追いやったわけでござ~ますかァ?


そうです。。。 この当時は怨霊ということがマジで信じられていた。。。 “怨霊の崇り”ということが現在でいえば“北朝鮮からミサイルの攻撃を受ける”程度に怖いこととして考えられていた。


それで、持統天皇は天からミサイルを宮殿に打ち込まれたくないので怨霊を鎮魂するために上の歌を詠んだのでござ~ますかァ?


そうですよ。。。 それが僕の解釈です。 うへへへへ。。。。


でも。。。、でも。。。、そのような事を言っている人は デンマンさん以外におりませんわァ~。。。


あのねぇ~、地動説も初めは一人が勇気を持って世間に広めようとしたのですよ。。。 そのつもりで、僕も記事を書いたので、卑弥子さんも読んでみてくださいねぇ~。。。



では、なぜ持統天皇はここまでする必要があったのか?
そしてなぜ、彼女は怨霊をそれほどまでに恐れねばならないのか?


天武天皇が亡くなれば皇太子が皇位を継承するのが順序であり、
皇后の実子である草壁皇太子が即位する事は約束されていた事です。


この時点で、大津皇子は皇位継承権第2位でした。
それにもかかわらず、皇后はこの甥である大津皇子を排除しようとした。
なぜか?


草壁皇子は病弱だったのです。
大津皇子と比べると歌においても人望においてもすべての面で劣っていたようです。
それが証拠に草壁皇子のことはたった1行『日本書紀』に記載があるのみです。


それに比べ、大津皇子については『万葉集』にも『懐風藻』にも記載があります。
それも、大津皇子の才能をほめたたえ、その人柄を偲んでいるような書き方になっています。
詳しくは次の記事を読んでください。


 



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『性と愛の影に隠れて -


 万葉集の中の政治批判』


 


つまり、当時の誰が見ても大津皇子の方が天皇にふさわしいと見ていた事が実に良く表れているのです。
草壁皇子が即位すれば皇太子として草壁皇子の異母弟である大津皇子を立てなければなりません。
なぜなら、草壁皇子の長男の軽皇子(かるのみこ)は当時4歳で皇太子にするにはふさわしくない。


ところが、病弱な草壁には、いつ不測の事が起こるかも知れず、その時には大津皇子が皇位につくことになってしまう。
そうなると、皇統が大津皇子に移ってしまう。


つまり、讃良皇女の血を受け継いだ後継者が、そこで絶えてしまう。
独占欲の強い讃良皇女には、このことは絶対に容認できない事です。


この事は持統天皇として即位してから、自分の血に固執したこの女性の性(さが)と業(ごう)を考えれば、容易に察しがつきます。
上の系図を見れば、そのことが良く分かります。
この独占欲と権勢欲は讃良皇女の生い立ちを考えない限り理解できません。


しかも、この女性はその先例を父親の天智天皇と自分の夫である天武天皇との間に見ているのです。
つまり、この場合なら、草壁皇子が天智天皇にあたり、大津皇子が天武天皇にあたります。


天智天皇の皇太子になったのが大海人皇子(後の天武天皇)だったのです。
このような状況を許せば、大海人皇子が天智天皇を暗殺して、その子の大友皇子を亡き者にしたように
大津皇子が草壁皇子を暗殺して皇位につくかもしれない。


その“禍の芽”を摘み、取り除くために大津皇子を亡き者にしなければならなかったのです。


 


なぜ大津皇子の怨霊を恐れたのか?




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現身(うつそみ)の 


人なる吾(われ)や 


明日よりは 


二上山を 


弟背(いろせ)とわが見む 


(巻2-165)



この世に生き残った私は、明日からは、


弟が葬られている二上山を弟と思い見て、


慕い偲ぶことにしよう。



上の歌は大津皇子の死体を飛鳥の墓から掘り出して、
葛城(かつらぎ)の二上山(ふたかみやま)に移して葬った時に、
大津皇子の実の姉である大伯皇女(おおくのひめみこ)が痛ましい思いに駆られて詠んだ歌です。


死体を掘り起こして他の場所に埋めなおす。
なぜそのような酷(むご)いことをしなければならないのか?
大伯皇女も、そう思って心が痛んだことでしょう。


つまり、大津皇子を偲んで大伯皇女が詠んだ歌を大伴家持が万葉集に取り上げた本音には、
この事実を後世に伝え“謀反”が持統天皇の“でっち上げ”であった事を暗に伝えるためだった。

僕はそう信じることができます。


大伯皇女は、大津皇子が自害した15年後、
大宝元年(701年)に独身のまま41歳で亡くなっています。


彼女は天武2年(673年)に父・天武天皇の指図に従って
伊勢神宮に奉仕する最初の斎王(いつきのみこ)となり、
伊勢の斎宮(いつきのみや)に移ってお勤めをするようになったのです。


しかし、大津皇子が自害した1ヶ月余りの後に、
弟の罪により斎王の任を解かれて飛鳥に戻ったのです。


平安時代の長和4年(1015年)に書かれた『薬師寺縁起』には次のように書かれています。



大津皇子の霊が龍となって崇りを起こしたため、


大津皇子の師であった僧の義淵(ぎえん)が皇子の霊を祈祷によって鎮めた。


つまり、大津皇子は無実の罪を着せられて自害させられたのですね。
その罪を着せたのは誰あろう持統天皇なのです。


そして、大津皇子の死体を二上山に移して、
皇子の霊を飛鳥から15キロ離れた山の中に閉じ込めたのも持統天皇のしたことです。


持統天皇の心にも“後ろめたさ”があったのでしょうね。
だからこそ大津皇子の霊に恐れを感じた。


しかも、“大津皇子の霊が龍となって崇りを起こし”ていると言うもっぱらのうわさが流れている。
持統天皇が大津皇子の死体を掘り起こし
二上山にその怨霊と共に閉じ込める気持ちが分かるような気がします。



怨霊信仰



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非業の死を遂げたものの霊を畏怖し、
これを融和してその崇りを免れ安穏を確保しようとする信仰。


原始的な信仰では死霊はすべて畏怖の対象となったが、わけても怨みをのんで死んだものの霊、その子孫によって祀られることのない霊は人々に崇りをなすと信じられ、疫病や飢饉その他の天災があると、その原因は多くそれら怨霊や祀られざる亡霊の崇りとされた。


『日本書紀』崇神天皇七年・・天皇が疫病流行の所由を卜して、神託により大物主神の児大田田根子を捜し求めて、かれをして大物主神を祀らしめたところ、よく天下大平を得たとあるのは厳密な意味ではただちに御霊信仰と同一視し難いとはいえ、その心意には共通するものがあり、御霊信仰の起源がきわめて古きにあったことを思わしめる。


しかし一般にその信仰の盛んになったのは平安時代以後のことで、特に御霊の主体として特定の個人、多くは政治的失脚者の名が挙げられてその霊が盛んに祭られるようになる。


その文献上の初見は『三代実録』貞観五年(863)「所謂御霊者 崇道天皇(早良親王)、伊予親王、藤原夫人(吉子)及観察使(藤原仲成か)、橘逸勢文室宮田麻呂等是也。・・・」ものと注せられているが、この六所の名については異説もあり、後世さらに吉備大臣(真備)ならびに火雷神(菅原道真)を加えてこれを八所御霊と呼ぶようになった。・・・」




SOURCE: 国史大辞典


持統天皇は怨霊信仰に基づいて大津皇子の霊を祈祷によって鎮めて、
後でまた崇りをしないようにと二上山に皇子の霊を閉じ込めたわけです。


つまり、これは持統天皇が無実の罪を着せて大津皇子を殺したことの何よりの証拠なんですよね。
大伴家持は大伯皇女を万葉集に取り上げることによって、
この事実を我々に伝えようとしたわけです。
僕はそう信じているんですよ。


では、恒例になりましたが、司馬遼太郎さんの言葉を書きますね。


生前、司馬遼太郎さんは、このようなことを言っていましたよ。


 



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“作品は作者だけのものと


違うんやでぇ~。。。


作者が50%で読者が50%。。。


そうして出来上がるモンが


作品なんやでぇ~”


名言だと思いますねぇ~~。


あなたが読者として、どれだけ50%の分を読みつくすか?
それが問題ですよね!


大伯皇女が全身全霊の力を込めて詠(うた)ったのがこのページの上で示した歌です。


あなたも、全身全霊の力を込めて。。。あなたの人生経験と、これまで学んできた国文と、日本史と、すべてを噛み砕いた上で理解すべきなのかもねぇ~。


大伯皇女は、それを期待しながら、1300年後に生まれるだろうあなたに、この当時の波乱に満ちた政治の真相を伝えようと、上の歌を詠(うた)ったのかも知れませんよ。 へへへへ。。。。


大伴家持は一読者として大伯皇女の歌を充分に読み取った上で万葉集に載せたのだと思いますね。


では。。。




『愛と怨霊』より
(2006年7月5日)



でも。。。、でも。。。、このお話が“地動説”のように、世間に広まるでしょうかァ?



“歌織物説”と一緒に世の中に広まりますよ。。。 考えても見てください。。。 『百人一首』の中に取り上げられた持統天皇の歌は 表面的にはつまらない歌ですよ。。。


でも、やがて 深く理解する人が現れるとデンマンさんは信じているのござ~ますかァ?


そうです。。。 それが百人一首のミステリーです。。。



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 (すぐ下のページへ続く)


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by denman705 | 2017-06-05 04:09 | ミステリー


 


百人一首ミステリー(PART 2)



【卑弥子の独り言】



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ですってぇ~。。。


あなたはデンマンさんの言うことを信じることができますかァ~?


考えてみると、確かに持統天皇の歌は表面的にはつまらない歌ですよねぇ~。。。


 



(shiba3.gif)



“作品は作者だけのものと


違うんやでぇ~。。。


作者が50%で読者が50%。。。


そうして出来上がるモンが


作品なんやでぇ~”


生前、司馬遼太郎さんは、上のように言ったそうですけれど、


確かに、一理あるようでござ~ますわァ。


ところで、あたくしには紫式部の血も流れているのでござ~ますわァ。。。


信じられないでしょう?


では、あたくしの次のお話を読んでくださいませぇ~。。。



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『卑弥子の源氏物語』


どうですか? あたくしが“平成の紫式部”だと納得がゆきましたかァ~?


ええっ。。。 ちょっと納得がゆかないのでござ~ますかァ?


でもねぇ~、あたくしは 一応 京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義しているのでござ~ますゥ。


だけど、どういうわけか結婚相手が 現れないのですわよゥ。


あたくしは別に高望みはしていないのでござ~ますう。


“寅さん”のような人でもいいのです。。。


ついでだから、寅さんの映画でも見てください。



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ちなみに、紫式部のお話も面白いですけれど、古代の話も心にしみます。


たまには、日本の古代史の記事も読んでくださいませぇ。


そういうわけで あなたのために平安史、古代史の記事を用意しました。


ぜひ 覗いてみてくださいねぇ~。。。


天武天皇と天智天皇は


同腹の兄弟ではなかった。
 


天智天皇は暗殺された 


定慧出生の秘密 


藤原鎌足と長男・定慧 


渡来人とアイヌ人の連合王国


なぜ、蝦夷という名前なの?


平和を愛したアイヌ人


藤原鎌足と六韜


古事記より古い書物が


どうして残っていないの?


今、日本に住んでいる人は


日本人でないの?


マキアベリもビックリ、


藤原氏のバイブルとは?


とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてください。
じゃあ、またねぇ~。。。



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ジューンさんの熟女下着 June Adams 下着美人
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。


卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。




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『下衆のかんぐり』


『桓武天皇のママがネットで』


『ござが天皇とGOOGLE』


『エロ 建礼門院』


『一敗が三人に!』


『行田の黒い霧をはらう』


『ペルシャ人が飛鳥に』


『小柴垣草子』


『後白河上皇ダントツ』


『ブスと美人』


『エロい話が好き?』


『死んでも生きてる』


『失意の太田将宏』



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『オルフェと聖徳太子』


『源氏物語とおばさんパンツ』


『霊仙はなぜ毒殺されたの?』


『紫式部が地獄へ』


『破戒僧円載』


『アショーカ王の愛と苦悩』


『どら平太の世界』


『三四郎とデンマンさん』


『ヒトラーの姪』


『ゴヤと三島由紀夫』


『仏陀とキリストと娼婦』



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『ズロースと戦争』


『伊藤若冲ブーム?』


『ブッダと物理学』


『加藤清正ブーム?』


『愛憎と三輪山』


『松原智恵子 お尻ペンペン』


『坂本龍馬は流れ者か?』


『野ざらし』


『紫式部堕獄説』


『日本最古のポルノ?』


『源氏物語の性描写』


『寅さんの本棚と急行まつしま』


『ヒトラーは草食系?』


『ブッダとキリストと娼婦』


『顔文字とオナラ』



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『宝暦の恨みを明治維新で』


『デウキと紅葉@行田』


『薄い陰毛と紅のボートピープル』


『江戸の閨房術』


『ずるがしこい現代人』


『春画@源氏物語』


『千早振る』


『あれっ、松本清張』


『キスと源信』


『伎楽は呉から…?』


『紺瑠璃杯に魅せられて』


『神聖娼婦 マリア』


『安徳帝は生きていた』


『白石川の桜』


『ブログ村のマリア様』


『萌える済子女王』


『ピンク桃色@徒然』


『富沢金山の桜』


『ピンク桃色村』


『紫式部@徒然』


『絵里香@ペルー』


『ペルシャ人の楊貴妃』


『ん?佐伯今毛人』


『文学と歴史とウソ』


軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人 Sayuri
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by denman705 | 2017-06-05 04:08 | ミステリー

行田遠野物語 (PART 1)


 


行田遠野物語 (PART 1)


 



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百六十


 


オマクは身近に起きることであって、特別なことではない。
佐々木喜善(きぜん)君が幼少の頃。
土淵村の光岸寺という寺が火災に遭って焼け落ちた。
そこで寺を建て直すことにになり、土淵村字山口に住む、慶次郎という大工が棟梁となって、新築工事が始まった。


ある日。午休みの時間。
四、五十人からの大工が休憩を取っていた。


そこに、十六、七の美しい娘が潜り戸を抜けて入ってきた。
居合わせた大工たちは一斉に娘を見た。


それから娘が何処へ行ったのか、どういう訳か誰にもわからない。
だが、入って来たところは全員がはっきりと見た。


頭(かしら)の慶次郎は、
「今のは俺の家の隣の、小松の家の娘だ。 ずうと傷風(しょうかん)の病で苦しんでいるから、こんな処に来られる訳がない。 それではとうとう死ぬのか」
と言った。


娘は翌日死んだ。


その場に居合わせた大工の一人、古屋敷徳平(ふるやしき とくへい)という人の話である。
古屋敷氏もその娘の姿を見ている。


 



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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




14-15ページ 『遠野物語拾遺 retold』
著者: 京極夏彦 柳田國男
2014年 第1刷発行
発行所: 株式会社 KADOKAWA




デンマンさん。。。 “行田遠野物語”というのは行田物語と遠野物語を合わせたお話ですか?



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だいたい、そういう話です。。。 真由美ちゃんは、『遠野物語』というのを読んだことがある?


ありませんわァ~。。。 わたしはあまり本を読まない人なのですゥ。。。うふふふふふふ。。。


あのねぇ~、『遠野物語』というのは けっこう有名な物語なのですよ。。。


もしかして、『源氏物語』といい勝負ですかァ~?


いや。。。 『源氏物語』と比べることは出来ないでしょう! 全く違う種類の物語ですよ。。。 クジラとモンシロチョウを比べるようなものですよ。。。



遠野物語



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『遠野物語』(とおのものがたり)とは、柳田國男が明治43年(1910年)に発表した岩手県遠野地方に伝わる逸話、伝承などを記した説話集である。


遠野地方の土淵村出身の民話蒐集家であり小説家でもあった佐々木喜善より語られた、遠野地方に伝わる伝承を柳田が筆記、編纂する形で出版され、『後狩詞記』(1909年)『石神問答』(1910年)とならぶ柳田國男の初期三部作の一作。
日本の民俗学の先駆けとも称される作品である。


遠野物語における遠野、あるいは遠野郷とは、狭義には藩政時代の旧村が明治の町村制によって編制された遠野、松崎、綾織、土淵、附馬牛、上郷、を指すが、広義には上閉伊郡宮守村、釜石市橋野町、上閉伊郡大槌町、下閉伊郡川井村などの隣接地域も含まれ、その地で起きたとされる出来事も取り上げられている。


内容は天狗、河童、座敷童子など妖怪に纏わるものから山人、マヨヒガ、神隠し、臨死体験、あるいは祀られる神とそれを奉る行事や風習に関するものなど多岐に渡る。
作成過程で3つの原稿が存在し、佐々木の話を都度書き記すかたちで作られた草稿にあたる毛筆本、実際に遠野に赴き、自ら得た見聞を加えて人名、地名、数字などの事実関係を補完して作られた喜代司書本。
毛筆本の段階では107話であったが喜代司書本の段階で12話が追加され119話となった。


そして喜代司書本をもとに初稿が印刷され、初稿を再考し、一部伏字となっていた固有名詞などに手を加えられ完成本となった。
これら3つの原稿は、長野県松本市で政治家を務めていた池上隆祐が昭和7年に『石神問答』の刊行に対する記念として『石』の特集号を発行した際、折口信夫、金田一京助らの署名を入れた特装本を柳田へ贈った事に対する謝礼として柳田より池上へ贈られた。
池上の没後に遺族より遠野市へ寄贈され、それ以降は遠野市立博物館が保管している。


『遠野物語』の反響により、昭和10年(1935年)には各地から寄せられた拾遺299話を追加した『遠野物語増補版』が発表された。


 



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出典: 「遠野物語」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



あらっ。。。 日本の民俗学の先駆けとも称される作品なのですわねぇ~。。。 でも、ずいぶん昔の物語ですねぇ~。。。



とにかく、けっこう有名ですよ。。。 僕は大学生の時に初めて読みました。。。 『遠野物語』の反響により、昭和10年(1935年)には各地から寄せられた拾遺299話を追加した『遠野物語増補版』が発表された、とあるように愛読者が多いのですよ。。。


デンマンさんが上に引用した本はバンクーバー図書館で借りたのですか?


そうです。。。 本棚を覗いていたら たまたまタイトルが目に入ったので、すぐに借りたのですよ。。。


つまり、『遠野物語増補版』に更に追加されたお話が載っているのですか?


そういうことです。。。 でも、新しく付け加えられた話ばかりじゃなくて、古い話でも本に載らなかったものも含まれているのですよ。。。 『遠野物語拾遺』も柳田國男がまとめたもので、上の本は『遠野物語拾遺 retold』というタイトルで京極夏彦が2014年にまとめて出版したものです。。。


。。。で、どういうわけでデンマンさんは上のお話を引用したのですか?


あのねぇ~、僕は上の話を読んだ時に、なぜか引っかかるものがあった。


何が引っかかったのですか?


小松の家の娘、仮にお菊さんとして。。。 このお菊さんがなぜお寺に現れなければならなかったのか?



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でも。。。、そのことを“オマク”と言うのでしょう?



手っ取り早く言えば、そういうことなのですよ。。。 



オマク



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柳田の著書『遠野物語拾遺』によれば、岩手県遠野地方では、「生者や死者の思いが凝って出歩く姿が、幻になって人の目に見える」ことを「オマク」と称し、その一例として傷寒(急性熱性疾患)で重体なはずの娘の姿が死の前日に、土淵村光岸寺の工事現場に現れた話を挙げている。


『遠野物語』に関して柳田の主要情報源だった佐々木喜善は、このときまだ幼少で、柳田は目撃現場にいた別の人物からこの例話を収録したとしており、佐々木当人は「オマク」という言葉は知らず、ただ「オモイオマク」(おそらく「思い思はく」)と言う表現には覚えがあることを鈴木棠三が尋ね出している。


能登半島では「シニンボウ(死人坊)」といって、数日後に死を控えた者の魂が檀那寺へお礼参りに行くという。


こうした怪異はほかの地域にも見られ、特に戦時中、はるか日本国外の戦地にいるはずの人が、肉親や知人のもとへ挨拶に訪れ、当人は戦地で戦死していたという伝承が多くみられる。


また昭和15年(1940年)の三重県梅戸井村(現・いなべ市)の民俗資料には前述の『曾呂利物語』と同様の話があり、深夜に男たちが火の玉を見つけて追いかけたところ、その火の玉は酒蔵に入り、中で眠っていた女中が目覚めて「大勢の男たちに追いかけられて逃げて来た」と語ったことから、あの火の玉は女の魂とわかったという。




出典: 「遠野物語」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



つまり、“オマク”というのは生者や死者の思いが凝って出歩く姿が、幻になって人の目に見えることなのですよ。。。



お菊さんの思いが凝って出歩く姿が、幻になって人の目に見えたのですわねぇ~。。。


そういうことです。。。 でもねぇ~。。。 どのような思いが凝ったのか? その事については何も書いてない。。。


その事がデンマンさんには気になったのですか?


その通りですよ。。。 でもねぇ~、お菊さんがどのような思いに凝ったのか? それが僕に判ったのです。


マジで。。。?


もちろんですよ。。。 真由美ちゃんを呼び出してまで話をするのだから、真面目な話です。。。


分かりましたわ。。。 ぜひ聞かせてください。。。


あのねぇ~、真由美ちゃんにはまだ話してないけれど、実は僕(長男)の弟(次男)が今年(2017年)4月24日の午前7時頃に亡くなったのですよ。。。


あらっ。。。 冗談でなくてぇ~。。。?


もちろん冗談じゃありません! このような事を冗談で言えるはずがない!


それで、そのお話というのは。。。?


僕が弟(三男)の正造に書いた手紙を まず読んでください。。。



2017年4月24日 月曜日


 


昨夜、正造さんから 突然の喜代司(きよし)さんの死亡の知らせを受け、
全く予期していなかったので驚きました。


体は以前と比べれば弱っているとは言うものの
少なくとも まだ2年か3年ほどは生きているだろうと予測していたので
死亡の知らせは青天の霹靂でした。


考えてみると、2月4日のお袋の死が喜代司さんに生きることの儚(はかな)さと
希望を失わせたのでしょうね。。。


 



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高校生の頃電車に飛び込み自殺をしようと試みたことがあったけれど、
「俺が死んだらかあちゃんが悲しむだろうなァ~。。。」
そう思って思いとどまったということを お袋から聞かされた覚えがあります。


そう言う訳で私も去年の11月に帰省した時に、
「お袋よりも先に死ぬことだけはしないように。。。」と喜代司さんに言おうと思ったのですが。。。
つい、言う機会を逃してしまいました。


しかし、喜代司さん自身にも、お袋よりも先に亡くなって悲しませたくないという気持ちがあったのでしょう!
だから、お袋が2月4日に亡くなって2ヶ月後に 喜代司さんが追うようにあの世に逝ったのです。


寂しく一人でお墓に入っているお袋の話し相手にでもなろうと思って
お袋のそばに逝ったのだと。。。 そんな風に思えてきました。


そのように思うと喜代司さんの死が不憫ではなく、
なんだか心温まるようにも思えます。


ところで、4月28日の午後5時にお通夜をやるそうですが、
夕べ、よくよく考えた挙句、日本へ戻ってお通夜に参加することはやめます。


親父(オヤジ)さんの葬式にも出なかった。
私は、もともとお通夜とか葬式という行事に意味を見出していないのです。。。


それで、親父さんが入院中には20日間ほぼ毎日見舞いに行田中央総合病院に通いました。
親父さんとは 生前あまり話をしませんでしたが、その20日間には、
20年分ぐらいの話をしたように思います。


「死んで花実が咲くものか」と昔の人は言いましたが、
死んでから、お通夜やお葬式をしても、意味がないと思うのは、そういうためです。
お袋が亡くなったときに、日本へ戻り 通夜と葬式に参加したのは例外中の例外でした。
30年以上お葬式に出たことがない!


喜代司さんとも、お袋が亡くなった時に食事を一緒にしたり、
会ってそれなりに語り合えたことはよい思い出ができたと思います。


そういうわけで、もう20年ほど前から遺書を書き換えていますが、
つねに、自分の葬式は要らない。。。
遺体はバンクーバーの大学の医学部に寄付。
そのようにか固く決めています。


正造さんに、すべてを任せきって、自分が何もしないということを
心苦しく、我侭だとは思いますが、
通夜と葬式だけが亡くなった者を“ともらう”、というものでもないでしょう!


心の内でお袋に対しても、喜代司さんに対しても、充分に“ともらう気持ち”を持っています。
通夜や葬式は私にとって、形式だけの 時間と金を無駄にする行為に見えて、時には滑稽にも思えてきます。


仏教が葬式仏教になって、お葬式に100万円以上がかかるというのは、滑稽としか言えず、
正式にすると400万円もかかるというのは馬鹿バカしく思えてなりません。


 



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坊さんに、合計で60万円も包むのは、さらに滑稽としか思えません。。。
「坊主まるもうけ!」とは、昔の人はよく言ったものです!


そういうわけで、今回の喜代司さんのお通夜と葬式には出ませんので、
親戚の人たちには、当たり障りのないように正造さんからよろしくお伝えください。


喜代司さんの葬式は、バンクーバーで私なりに心の内で“ともらいたい”と思います。


墓参りなども、私は全く信じておりません。
今年の秋には、これまでどおり行田に帰省して また食事を一緒にしながら語り合いましょう。。。


 



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喜代司さんのお骨も、親父とお袋のお骨と並んで 仲良くお墓の中に入っていることでしょうから、
その時には、例外中の例外で、お墓参りをしてあげようと思います。
心の内のお墓参りのつもりです。


ちなみに、お袋のお通夜と葬式に昨年亡くなった叔父・泰夫さんの奥さんの安子さんが
あれほど体が弱っているのに、参加してくれたのには、本当に驚きでした。
当時、お礼に伺おうと思っていたのに、ついつい行きそびれてしまいました。


今年の秋、もし健在であれば、蓮華寺にお墓参りした後で
安子さんを お見舞いしたいと思います。


 



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勝手ではありますが、そのようなわけで喜代司さんの通夜とお葬式には欠席します。
あしからず。。。


 


追伸:


たまたま、2016年10月6日の手紙を読みなおしたら
(フラッシュ・メモリーに下書きが保存されている)
次のように書いてありました。




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「もし、喜代司さんが2,3日間自宅に


戻れるような機会があるなら、


私と喜代司さんの二人で 那須高原へ旅行して


由香里ちゃんが働いている「自在荘ホテル」で


泊まろうと予定しています。


喜代司さんにとっても、いい思い出になるでしょう。。。」


残念ながら旅行ができるほどの体調ではありませんでした。


このことがマジで心残りです。


叔母の多佳子さんに電話で連絡するようなことがあれば、よろしく お伝えてください。


 


デンマンより



あらっ。。。 喜代司さんが4月24日に亡くなったのですか? 全く知りませんでしたわァ~。。。



真由美ちゃんも僕もバンクーバーにいるし、2月のお袋の葬式のために 二人とも日本へ戻ったのですよ。。。 それから2ヵ月後に 喜代司さんが逝った。。。 正直な話、「またかよう!」と僕は不謹慎にも声を上げてしまいましたァ。。。 お袋の葬式に参列した親戚や、知人や、友人や関係者に正造さんが喜代司さんの死亡通知を出せば、おそらく多くの人が僕が感じたような「またかよう!」という思いに捕らわれるはずですよう。。。


それで、デンマンさんは私には告げなかったのですか?


そうです。。。 真由美ちゃんだって忙しいのだし。。。 僕だけが葬式に出るか?出ないか?決断をすれば、それで十分ですよ。。。


分かりましたわ。。。 それで、お菊さんのお話ですけれど。。。 喜代司さんが亡くなった事と関係あるのですか?


もちろん、時代も場所も違うし 直接の関係はありません。。。 でもねぇ~、お袋が永眠している蓮華寺のお墓の前で お菊さんがお線香を手向けている姿が僕の夢に出てきたのですよ。。。


あらっ。。。 マジで。。。?


わざわざ真由美ちゃんを呼んでまで、悪い冗談を飛ばすわけには行きません。。。 ホントの話です。。。


それで、夢の中でデンマンさんがお菊さんに その理由を尋ねたのですか?


そうですよ。。。


。。。で、お菊さんは何と答えたのですか?


次のように答えたのです。。。




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ここでデンマンさんとお目にかかるのも、何かのご縁だと思いますわァ~。。。



僕もまさか、蓮華寺のデンマン家の墓の前でお菊さんと会えるとは思いませんでした。。。 いったい、どういうことですかァ?


喜代司さんがお母様を追うようにして亡くなられるお姿をお見かけしましたので、私事とは思えなくて、土淵村からここまでやって来てしまったのですわァ。。。


それは、また どうして。。。?


実は、私の母が半年ほど前に肺結核で亡くなりました。。。 デンマンさんもご承知のとおり、当時 肺結核は打つ手のない死病であり、この病によって若くして命を落とす人がたくさんおりました。。。 母は手内職の夜なべの仕事がたたって、それで結核に冒されたようです。。。 父と私は悲しみにくれました。。。 母の死で父はずいぶんと気弱になったと見え、1ヶ月もしないうちに今度は父の病状が急激に悪化して、寝たきりになってまもなく亡くなったのです。。。


それは気の毒なことでした。。。 お葬式がちょうど僕の母と弟が重なったように お菊さんの家でもお父さんとお母さんが相次いで亡くなられたのですねぇ~。。。


そうです。。。 それだけに、喜代司さんがお母様を追うようにして亡くなられるお姿をお見かけして 身につまされたのでした。。。


そうですか。。。 遠野物語では土淵村の光岸寺という寺が火災に遭って焼け落ち、寺を建て直すことにになり、土淵村字山口に住む、慶次郎という大工が棟梁となって、新築工事を始めたのですよねぇ。。。



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そうですわ。。。



そんなある日、お菊さんがお寺にやって来て、その姿を棟梁や、一緒に働いていた大工たちが見かけたというのです。。。 でも、それからお菊さんが何処へ行ったのか、どういう訳か誰にもわからないということなのですよ。。。


もちろん、それは生身(なまみ)の私ではありません。。。 私は、その時 傷風(しょうかん)の病で苦しんでいましたから、歩くこともままなりませんでしたわ。。。


それなのに、どうして あの人たちはお菊さんの姿を見かけたのですかァ?


それは、私が苦しさのあまり このまま苦しんで亡くなるのならば、早く父と母のところに行きたいと強く念じたからだと思いますわァ。。。


なるほど。。。 「生者や死者の思いが凝って出歩く姿が、幻になって人の目に見える」ことを「オマク」と言うらしいですけれど。。。 お菊さんの苦しみがそれほどひどかったということですかァ?


そうです。。。 早く父と母のところに行って3人でまた団欒を共にしたいと思ったのですわ。。。


なるほど。。。 それでお菊さんの生霊(いきりょう)がお父さんとお母さんの眠るお墓に歩いていったのですねぇ~。。。


そういうことだと思いますわァ。。。 もしかして。。。、もしかして。。。、デンマンさんは、この事もブログに書くのですかァ~?


いけませんかァ~?


別にかまいませんけれど、ブログを読むネット市民の民様が信じてくれるでしょうか?


あのねぇ~、お菊さんの時代にも“信じる者は救われる!”という昔からの言い伝えがあったと思うのですよ。。。


ええ。。。、そう言えば、そのような事を何度か母が言っていたのを思い出しましたわァ。 


だから、僕がお菊さんのことを書けば“救われたい”と思う人は信じてくれるはずです。。。 少なくとも真由美ちゃんだけは信じてくれるはずですから。。。



マジで、こういう夢を見たのですかァ~?



嘘やデタラメでこのような長い記事を書けると思いますか?


デンマンさんなら書くと思いますわァ~。。。 うふふふふ。。。


あのねぇ~、夢の中でも 真由美ちゃんだけは信じてくれると思っていたのですよ。。。


でも。。。、でも。。。、夢と現実は違いますわァ。。。 (モナリザの微笑)


つまり、真由美ちゃんは僕の見た夢を信じないのですかァ~?


そこまで言われたら、信じないわけにはゆきませんよねぇ~。。。 信じることにしますわァ。。。 (再びモナリザの微笑)



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 (すぐ下のページへ続く)


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by denman705 | 2017-05-27 03:04 | ミステリー

行田遠野物語 (PART 2)


 


行田遠野物語 (PART 2)



【デンマンの独り言】



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真由美ちゃんの母親は 僕の従妹です。。。


つまり、僕の母親は真由美ちゃんにとって大伯母にあたります。



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僕の母親が亡くなる2年ほど前に真由美ちゃんと一緒に撮った写真です。


ところで、真由美ちゃんは、ノース・バンクーバーでホームステーしながら
VCC (Vancouver Community College)にかよって
パン職人・ベーグル職人の勉強と実習に励んでいました。


去年(2016年)の9月に卒業式を終えて、
現在、バンクーバー市内の旨いベーグルを提供するカフェ・レストランで働いています。


忙しい時間を割いて、真由美ちゃんも僕の母親の葬式には参列してくれました。


学生時代には、先生やクラスメートとの英会話には、まごつくことがあったそうです。
外国語というのは習得するのが実に大変です。


あなたは英会話を勉強してますか?
できれば、英語を話している国へ行って英会話を勉強するのが一番です。


でもねぇ~、英会話を勉強する方法に王道はありません。
人それぞれです。。。
自分に合った勉強法を見つけるのが、英会話の上達の早道だと僕は思いますね。


同じことを同じように勉強しても、人によって上達が違うのですよ。
僕の経験で言っても、人によって、語学の才能というのはまちまちです。


太田将宏老人のように、40年もカナダに住んでいるのに
英会話が満足にできずに 6人に成りすまして日本語でブログにコメントを書きなぐって余生を過ごす人もいます。


なかには、日本語を忘れてしまうほど、英語にどっぷりと浸かってしまう人もいます。
20年以上英語圏で英語を話してますけれど、
僕は、漢字を忘れることはあっても、日本語を忘れることはありません。


もちろん、今でも、英語を話すよりも日本語を話す方が楽に話せます。
僕自身は語学の才能があるとは思ってませんが、
僕が、カナダ人と笑いながら話しているのを聞いていると、
真由美ちゃんには さっぱり 何を話しているのか解らないと言うのですよね。


僕がペラペラと英語を話しているように見えるのだそうです。
早くデンマンさんのように 英語がしゃべれるようになりたい、と真由美ちゃんは言います。


しかし、僕は、常に、英語を日本語のように しゃべれたら いいなと思っているのですよ。
外国語を母国語のように話すのは、本当に難しいと思います。


いずれにしても、真由美ちゃんは小さい頃からの夢が叶ってぇバンクーバーにやって来たのです!



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ところで、あなたはバンクーバーに行ったことがありますか?


とっても素敵な街ですよ。



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世界で最も住みやすい街バンクーバー






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ビデオを見ても、なんだかワクワクしてくるでしょう?


卑弥子さんが バンクーバーにやって来たのは 2008年の元旦の2週間ほど前でした。


クリスマスをバンクバーで過ごして、それから元旦の“Polar Bear Swim (寒中水泳)”に参加したのです。



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上のビデオを見ると、まるで真夏のようでしょう?


ところが気温は確か2度ぐらいでした。 


水の中の方が暖かかったのです。


とにかく、バンクーバーには面白い人たちがたくさん居ますゥ。


あなたも、お暇と お金の余裕があったらぜひ出かけてみてください。


では、また興味深い、面白い記事を書くつもりです。


だから、どうか、あなたも またやって来てくださいねぇ~~。
じゃあね。



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If you've got some time,


Please read one of the following artciles:




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『サンタ マユミちゃん』


『お汁粉@海外』


『お汁粉@カナダ』


『支払いでトラブル』


『風邪で甘えてる場合じゃねぇ~!』


『バレンタインのお菓子』


『結婚、仕事、人生』


『命の力だね』


『英語と真由美ちゃん』


『海外に目を向ける』


『カーネギーホールじゃないよ』


『やる気があれば道は開ける』


『ニャンニャンと人生』



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『ピラミス@美術館』


『夢のバンクーバー』


『バンクーバーの屋上で』


『オランダ移住』


『カナダ移住の夢』


『ディープコーヴ』


『浴衣のバンクーバー』


『黒豚テリマヨ』


『イタリアのベーグルとサルサ』


『花火大会』


『乙女老い易く学成り難し』


『真由美ちゃん@英語』


『真由美ちゃんダントツ』


『日本よい国天国だ!』


『やっぱりどこか狂ってる』


『日本で再会』



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『乙女力@宇都宮』


『いい出会いの連鎖』


『笑顔の乞食おばさん』


『ニュートンの暗い秘密』


『新年@バンクーバー』


『スープキッチン@新年』


『猫と癒し』


『猫と犬と癒し』


『大通りde水の滑り台』


『イルカとワンちゃん』


『カワウソ@スタンレー公園』


『生パンツ系男子とベトナム兵』


『愛と癒しの涙』


『ダンスとノーベル賞』


『おもてなし』


『思い出ポロポロ』


『ロブソンの5月』



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『ネットが不倫を連れて来る』


『ペットと良心』


『夢のデニッシュ』


『パンツァネッラ』


『12歳少女の短命』


『行田の伯母さん』


『パン職人修行』


『タイムマシーン』


『ルンルンdeサルサ』


『天国のワンちゃん』


『万の風になって』


『プロシュット』



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『なせば鳴る音楽』


『日本人女学生行方不明』


『日本人女学生死亡』


『ガレット』


『那須高原の紅葉』


『希望とロマン』


『錯視 錯覚』


『マンボ@バンクーバー』


『オリーブオイル』


『スコーンとプディング』


『5月のロブソン』


『病院食の間違い』


『プレミアム・ジャパン』


『自然の摂理を無視すると…』


『夢のデニッシュ・悪夢のマーガリン』


『パリ風カフェ』


『どこか狂ってるわ』



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by denman705 | 2017-05-27 03:03 | ミステリー

 

おつまみミステリー(PART 1)

 


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デンマンさん。。。 “おつまみ”ってぇ、ビールのおつまみだと思いましたわァ~。。。


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確かに、ムレムレする真夏の日影で おつまみをつまみながら冷えたビールを飲むのってぇ、ルンルン気分になれると思いますよ。。。 でもねぇ~、今日の話はビールのおつまみではないのですよ。。。



どうして、ビールのおつまみではないのですか?

あのねぇ~、実は夕べ、バンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の絵に出くわしたのですよ。。。


フォンテーヌブロー派

「ガブリエル・デストレとその妹」


 


(fontaine14.jpg)

1594年頃の作品

謎のおつまみである。
乳首四つ、指輪一つ、イヤリング二つ、ぜんぶ粒々である。
目玉も唇も鼻の頭も全部粒として描かれている。
指先までも粒になりかけているようだ。

この世界の粒々の強化のために、人体はふわふわの綿みたいに描かれている。
この綿をめくると中にも粒々がぎっしり詰まっていることを、この二人は見る者に教示している。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




65ページ 『ルーヴル美術館の楽しみ方』
著者: 赤瀬川原平 熊瀬川紀
1997年2月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 新潮社




あらっ。。。 まだ『ルーヴル美術館の楽しみ方』という本を借りているのですか?



そうです。。。 いけませんか?

つまり、本の中に“乳首をつまんでいる絵”が出てきたので、それを話題に取り上げたのですか?

あれっ。。。 ジューンさんは呆れた表情を浮かべましたねぇ~。。。 (微笑)

だってぇ~、そういうのってぇ~、ちょっと気まぐれと言うか? 単純すぎるのではありませんかァ~?

しかし。。。、しかし。。。、 ジューンさんは、一応キリスト教徒でしょう?

そうですわァ。。。 でも、わたしがキリスト教徒である事と“おつまみ”と何か関係あるのですか?

ありますよ。。。 大有りですよ。。。 だから、僕はジューンさんを呼び出したのですよ。。。

分かりましたわ。。。 デンマンさんが、そのように言うのであれば、さっそく、その理由を聞こうではありませんか。。。 細木数子さんのように余計な事を言わずにズバリ!とその理由を言ってくださいなァ。。。

あのねぇ~、順序良くしゃべらないで、ズバリ!ズバリ!と細木数子のように見境もなく突っ込むと誤解を招いて視聴者から苦情が出るのですよ。。。それで、テレビのお偉方から睨まれ、細木数子は番組を降ろされてしまったのです。。。 物事には順序というものがある!。。。 だから、順序良く、誤解を与えないように、十分に納得のゆくように話さないと駄目なのですよ。。。

とにかく、デンマンさんの記事は長くなるのですわ。。。 できるだけ余計な事を言わずに、手短に話してくださいなァ。。。 これでも、わたしは忙しい身なのですわァ。。。 この後 やらねばならない予定が詰まっているのですから。。。

分かりました。。。 じゃあ、まず次の小文を読んでください。


ヴォルフラム・フライシュハウアー

Wolfram Fleischhauer



(fontaine16.jpg)

(1961年6月9日~ 現在)

ドイツの小説家、推理作家、ファンタジー作家。
男性。
ドイツ南西部の都市カールスルーエ生まれ。

地元のギムナジウムを卒業したのち、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカ合衆国の大学で文学を専攻した。

16世紀末に描かれたとされる「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像」(ルーヴル美術館所蔵)に関する謎をテーマにした歴史ミステリ小説『緋色の線』(未訳 Die Purpurlinie)で1996年にデビュー。

1999年発表の第二作『雨の手の女』(未訳 Die Frau mit den Regenhänden)は2000年のドイツ・ミステリ大賞でドイツ語作品部門の第3位となった。

2001年発表の第三作『殺戮のタンゴ』はタンゴをテーマにしたミステリ作品で、ドイツとアルゼンチンが舞台になっている。
フライシュハウアーはアルゼンチンの作曲家アストル・ピアソラのファンで、この作品は1998年にアルゼンチンを旅したのをきっかけに構想された。
原題の『現実との三分間』(Drei Minuten mit der Wirklichkeit)はピアソラの同題のタンゴ曲からとっている。

2004年にはミヒャエル・エンデの小説『はてしない物語』の世界観に基づく小説を複数の作家が執筆する《ファンタージエン》の企画に参加し、『ファンタージエン 反逆の天使』を発表している。

小説の執筆のほか、欧州連合(EU)の会議の通訳などの活動もしている。




出典: 「ヴォルフラム・フライシュハウアー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




このドイツ人のフライシュハウアーさんは、上の絵、つまり16世紀末に描かれたとされる「ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール公爵夫人とみなされる肖像」(ルーヴル美術館所蔵)に関する謎をテーマにした歴史ミステリ小説『緋色の線』(未訳 Die Purpurlinie)で1996年にデビューしたのですよ。。。



つまり、ミステリー作家を惹きつけるほどの謎が上の絵には隠されているのですか?

そうですよ。。。 要するに、この絵は普通の絵じゃないのです。。。 だから、『ルーヴル美術館の楽しみ方』の著者の赤瀬川原平さんの目にも、ちょっと変わった絵として映ったのですよ。。。 僕の目にも不思議な絵という印象を与えた。。。

どこがそれほど不思議なのですか?

あのねぇ~、ちょっと次の小文も読んでみてください。


画家の遊び空間


(asobi02.jpg)

何が楽しいかというと、絵の中に埋もれた画家たちの私小説が読めるのである。
タッチの表現を封じられた時代の画家たちのタッチが見える。 (略)

絵を描く筆触(タッチ)は画家の存在証明である。
絵を鑑賞する裁判官はタッチなどではなくそのテーマによって判決を下そうとするが、画家には絵のタッチがアリバイである。

アリバイとは岩波国語辞典によると「犯罪が行われた時、その現場以外の所に居たという証明。現場不在証明」とある。
この「犯罪」を「テーマ」という言葉に置き換えると見えてくるのだ。

もちろんその絵はすべてその画家が描いた。
画家はその絵の中心にあるテーマを描き上げることに奉仕している。
絵の隅にはサインもあるし、証拠は挙がっているのだ。

とはいうものの、いっぽうそのころ、画家はその絵のテーマの外にもいて、絵の中の部屋の隅、机の下、窓の外、窓の外の森、森の向こうの山並み、青空、白い雲など、絵筆があちこち遊び回っていることも事実である。 (略)

このころの絵のテーマというのはだいたいにおいて人物である。
肖像的要素をもつものがほとんどである。
その場合人物の中心は顔である。
その顔の中心といえば2つの目と1つの口を結ぶ三角地帯で、そのまた中心をあえていえば鼻の先であろう。

つまり、一枚の肖像画があり、その中心は鼻の先にあるのだ。
そこがテーマの頂点であり、画家のタッチのもっとも禁じられている場所である。


(sebastian1.jpg)

だから、鼻の先、2つの目、その間の眉間、唇、頬、といった顔面中心部は、絵の中でもっともツルツルに仕上げられている。
もちろん絵筆で描いているのでタッチがないわけではないが、そのタッチが綿密に押し詰められて、点がぎっしり並んで面になるという感じで、タッチの凹凸がそこでは完全に埋没してツルツルになっているのである。

そしてそのタッチ厳禁の場所を離れるに従って、タッチの並びは水面下でゆるやかになり、ちょうど魚の背鰭が水面からときどきのぞくみたいに、ほんのりとタッチが顔を出すようになる。
そしてさらに顔面を離れ、人物を離れ、部屋の床や壁や窓の外の風景などに行くと、タッチはピュン、ピュンと飛びはじめてくるのだ。 (略)

顔面中心の目と鼻の先の近辺だけは、とりあえずツルツルに描くことに留意している。
その中心部ではタッチを殺しながら、そこを離れた周辺部ではタッチが嬉しそうに飛び跳ねている。
画家はそこで遊んでいるのだ。

絵の中心部では重々しい受難のキリスト像が、あるいは威厳ある顔つきの実力者像が、タッチを押し殺して出来上がろうとしている。
いっぽうそのころ、そこを離れた窓の外の風景の森の葉っぱで、画家の筆先はテーマの重力を脱したかのように、すいすいと軽やかに跳ね回り、遊び回っている。


(sebastian2.jpg)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




96-99ページ 『ルーヴル美術館の楽しみ方』
著者: 赤瀬川原平 熊瀬川紀
1997年2月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社 新潮社




上の文中に出てくる「聖セバスティアンの殉教」という絵はルネッサンス期の画家のソドマが1525年に描いたものですよ。。。 この上の絵を見れば、誰が見てもテーマは聖セバスティアンの殉教だということが分かる。。。 ジューンさんはキリスト教徒だから、もちろん、分かりますよねぇ~。。。?



キリスト教徒じゃなくても分かりますわよう。。。

でも、ジューンさんならば、絶対に間違った事を言わないと思ったから呼び出したのですよ。。。 (微笑)。。。 上の「聖セバスティアンの殉教」という絵は、真面目な絵です。。。 それでも、画家の遊び空間が上の絵にもある。。。 それが、背景の風景画ですよ。。。 この部分で、ソドマは息抜きして自由に書いている。。。 ところが、「ガブリエル・デストレとその妹」の絵は、見る人に“真面目なテーマ”を感じさせないところがある。。。 すべてが画家の遊び空間になっている!


(fontaine12.jpg)



じっくりと見なくても、この絵には どことなくふざけたような印象を見る人に与えるのですよ。。。 ジューンさんも、そう思いませんか?



確かに、「聖セバスティアンの殉教」という絵と比べると、どことなくユーモアを感じさせる微笑(ほほえ)ましい絵だと思いますわァ。。。 うふふふふふ。。。

でも、いくら微笑ましい絵だと言っても、この絵をジューンさんが日曜日に行く教会の祭壇に飾るわけにはゆかないでしょう!?

そうですわねぇ~。。。 で、上の絵は、そもそも どのような意味が込められた絵なのですか?

調べてみたら次のようなことが書いてありましたよ。


《ガブリエル・デストレとその妹》

ミステリアスにして

セクシーな作品の意図は?


 

謎に包まれたこの絵は作者も不詳で、フォンテーヌブロー派の誰かとしか分かっていない。

貴婦人の入浴図はこの派の画家たちが好んだテーマで、浮気ごころのシンボルとしてしばしば用いられた。

画中には、奥の部屋の暖炉の上に、裸の男性の下半身が見える絵も掛かっている……


(fontaine15c.jpg)

ルーヴルの絵画で不可思議な印象をもたらすのは、2人の美しい女性が入浴しているあの絵だろう。
画面左の女性が右の女性の乳首をつまみ、右の女性が指輪を見せている、優美で官能の薫り高いフォンテーヌブロー派の作品だ。

その前に立つと、あなたは思わず見とれ、そして首を傾げるだろう。
この美女たちは誰で、いったい何をしているのかと。

伝承によると、右の女性は国王アンリ4世の寵姫ガブリエル・デストレ、左はその姉妹ビヤール公爵夫人。
一説には、2人の謎めいた仕草は、ガブリエルが国王の私生児を身ごもり、正式の結婚を望んでいることを示し、奥の部屋では侍女が生まれてくる赤子の産着を編んでいるのだという。
だが最終的な結論は出ていない。

ちなみに、国王を夢中にさせたガブリエルは王妃の座へという願いかなわず、悲惨な最期をとげる。
アンリ4世の4人目の子供を身ごもっているときに、26歳で突然死したのだ。

毒殺の疑いがあるのは、彼女を警戒する敵が多かったからだが、真相は闇の中。
子供のいない王妃マルゴとの離婚を認められたアンリ4世が、ガブリエルの死後に再婚した相手こそ、「物語と事件」(CREA Traveller 2013年夏号 P78~に掲載)で紹介したマリー・ド・メディシスで、
こちらは愛のない政略結婚であった。

(上の絵はデンマンライブラリーより)




『ミステリアスな名画の謎解きをルーヴルで』より




貴婦人の入浴図はこの派の画家たちが好んだテーマで、浮気ごころのシンボルとしてしばしば用いられたと書いてありますけれど、そうなのですか?



あのねぇ~、フォンテーヌブロー派の画家たちだけじゃなくて、中世でも貴婦人の入浴図は、浮気ごころのシンボルとして、たびたび描かれたのですよ。


(bathhous1.jpg)


(bathhous2.jpg)



上の絵は1470年から1480年頃に描かれたものだけれど、中世の浴場の場面なのです。。。 見れば分かるように男女が一つの浴槽に浸かって、テーブルに向かって仲良く座って食事をしている。。。 そのあとで、すぐ上の絵に描いてあるように個室に入ってベッドでシコシコと睦み合うのですよ。



でも。。。、でも。。。、「ガブリエル・デストレとその妹」の絵では、姉妹が一つの浴槽に入ってますよねぇ~。。。 どういう意味があるのですか?

だから、それが謎ですよ。。。


(fontaine17.jpg)



言い伝えによると、右の女性は国王アンリ4世の寵姫ガブリエル・デストレで、左の女性は妹のビヤール公爵夫人。。。 2人の謎めいた仕草は、ガブリエルが国王の私生児を身ごもり、正式の結婚を望んでいることを示している、と言うのですよ。。。 それを補強するかのように奥の部屋に侍女を描き込んでいる。。。 この侍女が生まれてくる赤ちゃんの産着を編んでいる、と説明しているのですよ。



そう言われてみると、確かに、それらしくも見えますよねぇ~。。。 デンマンさんも、そう信じているのですか?

あのねぇ~。。。 結局、真相など分かるはずがないのですよ。。。 僕に言わせてもらえば、「ガブリエル・デストレとその妹」の絵は、誰が描いたのかも判明してない。。。 つまり、もともと、ある画家が画家の遊び空間で描いたものなのですよ。。。 真相を突き止めるのは野暮というものです。。。

つまり、この事を言うために、わざわざ わたしを呼び出したのですか?

いや。。。 もしジューンさんが「ガブリエル・デストレとその妹」の絵のコピーをジューンさんの教会の祭壇に飾るのだとしたら、止めた方がいい、と言いたかったのですよ。

わたしが、そのような事するわけないでしょう!

そうでしょう。。。 そうでしょう。。。、するわけないですよねぇ~。。。 でもねぇ~、ジューンさんにも“遊び心”があるから、万が一ということだってあるでしょう!? その時には次の絵を教会の祭壇に飾ってくださいねぇ~。。。


(maria05.jpg)



(laugh16.gif)

 (すぐ下のページへ続く)
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by denman705 | 2016-08-10 06:31 | ミステリー



 

おつまみミステリー(PART 2)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ~。。。

もちろん、あたくしにも“遊び心”があるのでござ~ますわよう。

ええっ。。。? もし、あたくしが教会の祭壇に飾るのだったら、どのような絵を飾るのかってぇ~。。。?

あたくしならば次のお写真を飾るのですわよう。。。

あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”でござ~ますわァ~。。。


(gog60409a.png)

『拡大する』

『現時点での検索結果』

 

最近 「卑弥子 女性の本当の魅力 ヴィーナスのえくぼ」と入れてGOOGLEで検索する殿方が多いのでござ~ますわァ。

つまり、あたくしの“ヴィーナスのえくぼ”を目当てにやって来るのですわよう。。。

うふふふふふふ。。。

ジムに毎日通って“ヴィーナスのえくぼ”をゲットしたのですわァ~。。。

だから、このお写真を飾るのですわァ。。。 うふふふふふふ。。。


(buttdimp5.jpg)

どうでござ~ますかァ?

ええっ。。。 あたくしのお尻だとは思えないのでござ~ますかァ~?

どうしてよう?

ええっ。。。 スタイルがよすぎると、おっしゃるのござ~ますかァ~?

あたくしが十二単を一枚、一枚脱いでゆくと、
最後には上のようなおヌードになるのですわよう。
信じてくださいましなァ~。。。

ところで、あなたは『万夜一夜物語』を読んだことがござ~ますかァ~?

“千夜一夜物語”ではなくてぇ、“万夜一夜物語”ですわ。


(manya02.jpg)

『万夜一夜物語』

デンマンさんが書いたのでござ~ますわよう。

ええっ。。。 10,001の話が書かれているのかってぇ~。。。?

とにかく、上のリンクをクリックして読んでみてくださいませぇ~。。。

あなたも、絶対にビックリするようなお話が出てきますわァ。

『万夜一夜物語』だけでは、物足りないのでしたら、
ジューンさんが登場する面白いお話もたくさんあります。

興味のある方は、どうか次のリンクをクリックして読んでくださいましねぇ~。。。



軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『やっぱり処女とおばさん』

『ウンコで走るバス』

『レダの卵』

『正月の熟女』

『新春画ネット散歩』

『愛と下着の美学』

『モナリザもビックリ』

『象が泣く』

『国際化に加速』

『美しき未亡人』

『ジューンさん、バイザイして』

『ジューンさん“いいね”が付いてるよ』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『床上手なのねぇ~』

『外国人SEXデンマン』

『外国人SEXデンマン再び』

『大きいことはいいことじゃない』

『デンバー直行便でジューンさんの下着』

『ジューンさんのヌードを探して』

『半分のお尻で…』

『プーフィードレス』


(sylvie122.jpg)

『万夜一夜物語』

『ゆかじょうず』

『日本語じょうず』

『モナリザがニーハオ』

『おばさんの下着がいいの?』

『なぜ、ヤノマミ?』

『マタハラ』

『マタハラとrundll32』

ジューンさんの熟女下着
(30june.jpg)

『お尻のえくぼ』

『なぜカウチポテト?』

『あなたの混浴』

『夢の出会いを求めて』

『乙女と処女』

『戦場に行くことを教えた女教師』

軽井沢タリアセン夫人の小百合さんが扮するゴディバ夫人
(godiva05.jpg)

『桜井の別れと母上様』

『ダイアモンドは女の親友』

『愛のコリーダを訳す』

『マルタ島のロマン再び』

『大前研一 奇妙な検索』

『ついに千夜一夜』

『いいね攻略と良妻賢母』

『批判が無いとヒトラーがのさばる』

『混浴入浴風景』



(roten101.jpg+cleoani.gif)

『9日間の女王』

『あなたは敬語?』

『原節子とジューンさん』

『モナリザの妹』

『ナイアガラとマリリンモンロー』

『おばさんパンツ@大晦日』

『ヴィーナスのえくぼ@ジューン』

『乳房振動とブラの研究』

『G線上のアリア』

『悲愴と白鳥』

『ブッダと千夜一夜物語』

『絹の道と千夜一夜物語』

『ヤノマミの乙女』

『ジャータカと今昔物語』

『白木屋お熊とセックス』

『パンツを売る乙女』

『床上手な女@マルタ島』

『宮沢りえとおばさんパンツ』

『マチュピチュとインディー・ジョーンズ』

『映画を愛する薄命の女』

『ベニスの騒動』

『アンネとハンナ』

『名器たこつぼ』

『レダの卵を探して…』

『サモトラケのニケとミロのヴィーナス』

『薄命な女のパンツ』

『ロトの娘たち』

『もう一人のモナリザ』

『万夜一夜の謎』

『自由という誘惑』

『驚異の大洪水』


とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。


(hand.gif)



(chiwawa5.gif)

こんにちは。ジューンです。

スパムメールが相変わらず多いですわよね。

あなたのメールボックスにも、

ジャンクメールがいっぱい入っているでしょう!?

スパムメールを飛ばしているのは

いったい、どういう人たちなのでしょうか?

出会い系サイトのオーナーたちが多いそうですわ。

彼らは会員を集めるためにスパムメールをばら撒きます。

そのためにメールアドレスのリストを購入しています。

では、そのようなリストを販売している人は

どうやってメールアドレスを集めているのでしょうか?

ロボット(自動巡回プログラム)によって

自動収集させているのです。

ところで、サーチエンジンの自動巡回ロボットは

毎日世界中のサイトを訪問し、

その内容をデータベースに書き込んでいます。

同じように、このメールアドレス収集巡回ロボットも、

HTMLソースを分析し、

メールアドレスらしきものをどんどん記録してゆきます。

でも、使っていないメールアドレスが

たくさんあるのですよね。

あなたの使っているメールアドレスのことを

考えてください。

あなたはメールアドレスをいくつ持っていますか?

一つだけではないでしょう?

10以上持っているのではありませんか?

多分、ほとんどのメールアドレスは使ってないでしょう?

そのために、現在実際に使っている

メールアドレスを集めるために、

怪しい人物が使用度の高いメールアドレスを

集めているのですわよ。

だから、あなたもむやみに信用できない人に対して

返信しないようにしてくださいね。

詳しいことはデンマンさんが次の記事で書いています。

『コメント魔』

(2012年4月3日)



(himiko92.jpg)

ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ



(juneswim.jpg)


(byebye.gif)
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by denman705 | 2016-08-10 06:30 | ミステリー

 

MH370ミステリー裏話(PART 1)

 


(mh370a.jpg)


(ura001.gif)


(sylvie500.jpg)




(sylviex.jpg)

ケイトー。。。 “MH370ミステリー”の“裏話”ってぇ どういうことなのォ~?


(kato3.gif)

ちょっと次のリストを見てください。


(ame60203d.png)


『拡大する』

『MH370 Mystery』

『MH370ミステリー』




これはアメブロの僕のブログの1月28日から2月3日までの1週間の「人気記事リスト」なのですよ。。。 個別の記事では『MH370 Mystery』がダントツで読まれたのですよ。



『MH370 Mystery』は英語だけで書かれた記事じゃないのォ~? ダイアンとケイトーでマレーシア航空のフライト370が行方不明になったミステリーについて語り合ったのよねぇ~。。。

そうです。。。 そうです。。。 シルヴィーと1月22日に語り合った同じテーマの記事は 個別の記事としては 6番目によく読まれたのですよ。

あらっ。。。 ずいぶんと開いているのねぇ~。。。!? どういうわけで英語だけで書かれた記事がダントツで読まれたのかしら?

ちょっと次のリストを見てください。


(hg60203.png)

『拡大する』



これはHit Graph という第3者が調べた記録なのですよ。。。 アメブロの僕のブログに1月28日から2月3日までの1週間に どの国の人たちがアクセスしたかを調べたものですよ。



つまり、この1週間に 340人がアクセスした内の .jp という日本のドメイン名(ホスト名)を持ったネット市民が 87人アクセスしたということなのォ~?

そういうことです。

。。。で、66%の 226人は、どういうことなのォ~?

IPアドレスからでは 国の判別ができなかったという意味です。

じゃあ、その中にも日本からアクセスした人も含まれているのォ~?

その可能性はまずありません。。。 次の県別アクセスを示したパイグラフと日本地図を見てください。


(hg60203b.png)

『拡大する』



これもHit Graph という第3者が調べた記録なのですよ。。。 アメブロの僕のブログに1月28日から2月3日までの1週間に どの県の人たちがアクセスしたかを調べたものです。



あらっ。。。 1週間の間に日本人は たったの18人しかアクセスしなかったのォ~?

いや。。。、実は もっと多くの日本人がアクセスしたはずなのですよ。

それなのに、どういうわけで 18人しかアクセスしていないと表示されてるのォ~?

あのねぇ~、この記録はホームページにアクセスした人だけを表示しているのですよ。。。 Hit Graph の検出プログラムを僕はホームページだけにセットアップしたのです。 だから、ホームページにアクセスした人だけしか記録に残らない。 つまり、個別のページに直接アクセスした人たちは記録されてないわけですよ。

。。。で、上の記録から何が解るわけなのォ~?

つまり、海外から英語が解る人たちが 英語で書かれた『MH370 Mystery』を読んだというわけですよ。

どの国のネット市民が読んだわけなのォ~?

次の国の人たちですよ。

 

海外からのアクセス

 


(wp60203map.png)


(wp60203.png)

『MH370 Mystery』@Denman Blog



つまり、Denman Blog に掲載された『MH370 Mystery』は 上の国のネット市民の皆さんに読まれたわけなのォ~?



そういうことです。。。

マジで。。。?

シルヴィーは信じられないのォ~?

つまり、アメブロでは 圧倒的に外国人が『MH370 Mystery』を読んだとケイトーは強調したいわけなのォ~?

いけませんか?

要するに、“裏話”というのは そのことなのォ~?

もちろん、それだけじゃありません。。。 だいたい、多くの人はマレーシア航空のフライトMH370がインド洋上の “謎のトライアングル”の不思議な空間に吸い込まれて姿を消してしまったなどとは考えられないと思うのですよ。


(mh370d.jpg)


(mh370p.jpg)



確かに、そうよねぇ~。。。 だいたい海の真ん中に上のようなポッカリと開いた空洞ができて、その中に吸い込まれたなんて夢のような話じゃない!。。。 信じられないわァ~。。。



そうだと思うよ。。。 多くの人が そういう話には疑問を持つと思うのだよ!。。。 でもねぇ~、この世界には まだまだ説明のつかない多くの不思議な出来事があるのですよ。。。 だから、未だに“バーミューダ・トライアングル”は多くの人の関心を引き付けている。


(bermuda02.jpg)





でも。。。、でも。。。、“バーミューダ・トライアングル”の謎も、なんとなく素直には信じられないところがあるじゃない。。。



じゃあ、たとえば UFO はどうよ?。。。 これまでに UFO の話はシルヴィーも何度となく聞いたことがあるでしょう!?


(ufo001.gif)





確かに UFO の話は毎年のようにどこかで話題になってるわねぇ~。。。



。。。でしょう!?

でも、そのほとんどは UFOマニアがでっち上げた画像だとか? ビデオ映像だとか?。。。 そういう眉唾物(マユツバモノ)がほとんどじゃないのォ~。。。?

確かに、中にはセンセーションを巻き起こしたいというオツムがイカレた UFOマニアがでっち上げた報道もあるようだけれど、でもねぇ~。。。、例えば、“超古代文明”があったと言う人たちがいるのですよ。。。 冗談で言っているわけじゃなくて、この人たちは真面目な人たちなのですよ。


(pyramid990.jpg)





このビデオに出てくる“超古代文明”は妄想めいているけれど、じっくりと見てゆくと、もしかしたら。。。? という思いに駆(か)られてくるのですよ。



でも。。。、やっぱり、なんだか眉唾物(マユツバモノ)に思えるわァ~。。。

あのねぇ~、例えば、僕が驚くのは、日本ではあまり知られていない“サクサイワマン”という遺跡があるのですよ。


(peru001.png)





サクサイワマン城塞の遺跡というのはクスコの町を一望できる巨大な石の建造物なのです。


(peru002.jpg)



大きな巨石は重さが300トンもある。。。 現在の大型クレーンでも この巨石を持ち上げることができるモノは1台か2台ぐらいしかない。。。 それなのに、古代にどうやって上の巨石を運んで組み上げたのか? 当時のインカには鉄器もなければ、荷を引かせる馬や牛もいない。。。 車輪の付いた乗り物さえない。。。 それなのに石を切り出して、どうやって運んだのか?



現在でも、運ぶのが容易でない巨石をどうやって運んだのかしら?

シルヴィーだって不思議に思うでしょう!?

そうねぇ~。。。

要するに、この世界には、まだまだ不思議な事がたくさんあるのですよ。

だから、マレーシア航空のフライトMH370がインド洋で行方不明になった謎が 現在の人間の知恵では理解できないとケイトーは言うのォ~。。。?

いづれ、誰もが納得ゆくような説明をする人が現れるか? あるいは、行方不明になった機体が見つかるか?。。。 そのどちらかでしょうねぇ~。。。

つまり、世の中には、まだまだ人間の知恵が及ばないような不思議がたくさんあるという裏話なのねぇ~。。。

そういうことです。



(question.gif)

 (すぐ下のページへ続く)
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by denman705 | 2016-02-23 06:48 | ミステリー


 

MH370ミステリー裏話(PART 2)


【ジューンの独り言】


(bare02b.gif)

ですってぇ~。。。
あなたは どう思いますか?

マレーシア航空のフライトMH370は、インド洋の“トライアングル”の中でミステリアスに消えてしまったと思いますか?
そのうちに、機体が発見されるかもしれませんよねぇ~。。。

ところで、シルヴィーさんが登場する記事は たくさんあります。

興味があったら、ぜひ次の記事を読んでみてください。


(sylvie500.jpg)


『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』


(sunwind2.gif)

『チョコレートと軍産複合体』

『チョコレートと甘い権力』

『CIAの黒い糸』

『美しい日本語再び』

『宮沢りえブーム?』

『また、宮沢りえ?』

『浅間山噴火とフランス革命』

『なぜアクセスが急増したの?』

『気になる検索ワード』

『なぜ塩野七生批判』

『その検査、ムカつく!』

『宮沢りえと床上手な女』

『MH370ミステリー』

『なぜ死刑廃止?』

『真犯人はそこにいる』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。


(hand.gif)



(surfin2.gif)

ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

ためになる関連記事



平成の紫式部、橘卑弥子でござ~ます
(himiko92.jpg)

『卑弥子の源氏物語』

『平成の紫式部』

■ めれんげさんの『即興の詩』

■ めれんげさんの『極私的詩集』

Jagel - Soft Japanese Bagel
(bagel702.jpg)

■ "JAGEL - Soft Japanese Bagel"


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by denman705 | 2016-02-23 06:48 | ミステリー

MH370ミステリー(PART 1 OF 3)


 

MH370ミステリー(PART 1 OF 3)

 


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ケイトー。。。 MH370ミステリーってぇ、もしかして。。。、もしかして。。。、2014年の3月に起きたマレーシア航空370便墜落事故のことォ~?


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そうです。。。

今更 どうしてその事故を取り上げる気になったのォ~?

実は去年の大晦日にバンクーバー市立図書館でDVDを借りてドキュメンタリーを観たのですよ。


(lib60120a.png)

『実際のカタログページ』



大晦日の忙しい時に わざわざマレーシア航空370便墜落事故のドキュメンタリーを観たのォ~?



そうです。。。いけませんかァ~? (微笑)

別にかまわないけれど。。。 暮れも押し迫ったあわただしい時にコメントまで書き込んだのォ~?

いけませんかァ~?

カナダも日本も自由主義の国だから何をしてもいいけれど、大晦日の忙しい時に マレーシア航空370便墜落事故のドキュメンタリーを観て、わざわざコメントを書き込むのはずいぶんと物好きよねぇ~。。。 (苦笑)

日本と違って、大晦日でもバンクーバー市立図書館は午後5時まで開いていましたからねぇ。。。 5時まで図書館を利用したのですよ。。。 シルヴィーも観ましたか?

観なかったわァ~。。。 ケイトーは紅白歌合戦を見るために早めに帰ったんじゃなかったのォ~?

僕は、もう30年以上も紅白歌合戦をテレビで見てませんよ。。。 別に見たくもないです。

どうして。。。?

僕はカナダにいるのですよ。。。 何も日本の紅白歌合戦を見て喜んでいる場合じゃないでしょう!


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あのねぇ~、ケイトー。。。 トロントでは“紅白歌合戦”を始めているのよ!


(redwhite3.png)



バンクーバーでもケイトーが主催して始めたらいいじゃないのォ~!?



あのねぇ~、今日は“紅白歌合戦”の話をするために この記事を書き始めたんじゃないんだよ! それよりもシルヴィーは どうしてマレーシア航空370便墜落事故に関心がないのォ~?

どうして、私が関心を持たないといけないのォ~?

だってぇ、シルヴィーはインドネシアで生まれて育ったんだよね。。。 マレーシアは、インドネシアの隣の国でしょう! MH370便は、2014年3月8日にマレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かって飛び立ったのですよ。 その途中で消息を絶ってしまった。。。 シルヴィーの親戚の人も乗っていたんじゃないのォ~?

私は小さな子供の頃にインドネシアの動乱でオランダに避難民として逃げたのよ。。。 だから、私の親戚のほとんどは北米とヨーロッパに住んでいるわ。。。 そういうわけで、あの飛行機には私の親戚の人は誰も乗っていなかったのよ。

それで、あの飛行機事故には関心がないんだァ~。。。

まあ、そういうことだわァ~。

でもねぇ~。。。 あの飛行機事故は未だに原因が解らない。。。 事故から1年以上経った2015年7月29日、フランス領レユニオンで、同機の一部とみられる航空機の残骸が発見された。

つまり、墜落したということが確認されたのねぇ。。。

そういうことでしょう!? でも、すでに、それ以前、2015年1月29日、マレーシア政府はマレーシア航空370便は消息を絶った後に墜落して搭乗者は全員死亡したと正式発表していたのですよ。

原因が解らないままに。。。?

そうなのですよ。。。ミステリーですよ。。。 だから、僕は興味を惹かれたので大晦日にDVDを借りてドキュメンタリーを観たわけですよ。。。 ネットで調べたら YouTube のビデオクリップがあったからシルヴィーのためにここに貼り出します。 観てみたらいいよ。


(mh370b.jpg)





でも、ケイトー、上のクリップは英語じゃない! 英語の解らない人は何を言ってるのか全く解らないと思うわァ~。



じゃあねぇ~、日本語のクリップも貼り付けますよ。。。 次のクリップは画像が固定されて、動画が出てこないけれど、上のクリップで説明していることを日本語でかいつまんで説明しているのですよ。

意図的な通信遮断と西側への飛行!





つまり、機長たちが意図的に通信を遮断して北京じゃなくて西側のインド洋の方へ飛んで行ったと言うのねぇ~。。。



そういうことですよ。

要するに、機長と副操縦士が犯人だと言うわけぇ~?

日本人の中には、そういう風に考えている人たちがいるのですよ。。。 それが次のクリップです。

マレーシア航空機長が

ハイジャック実行犯でほぼ確定か!?






マレーシア航空機長が犯人なのォ~?



そんな馬鹿馬鹿しい話があるわけないでしょう!

だってぇ~、日本人の話を聞いていると、納得できるじゃない!。。。それに、マレーシアの警察が機長と副操縦士の自宅を捜索したのよ。 機長の自宅にはフライトシミュレーターがマジであったというのよ。 可笑しいじゃない!

機長の自宅にフライトシミュレーターがあっても、別に可笑しくないでしょう!。。。 仕事熱心だったということですよ。

でも。。。、でも。。。、マレーシアの運輸相代理は、記者会見でパイロットと管制との最後の交信はエーカーズが切られた後で、その交信では異常を伝えていなかったことから、パイロット自身がエーカーズを切った可能性があるとして調べていると語ったのよ。 


 (すぐ下のページへ続く)
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by denman705 | 2016-01-22 06:31 | ミステリー

MH370ミステリー(PART 2 OF 3)





 

MH370ミステリー(PART 2 OF 3)




エーカーズ ACARS

automatic communications

addressing and reporting sysytem



(acars01.jpg)

空地デジタル・データ・リンク・システムとして,必要な運航情報をARINCの通信網を介して航空機側から地上へ,または地上から航空機側へ自動的に提供するシステム。

出発・到着時刻や出発地・目的地,便名,搭載燃料などのデータはデータリンクの無線通信系を介して地上のACARS無線局に送信される。

このデータは無線局から中央の処理装置に伝送され,電文型式にフォーマット変換された通報は,ARINCの電子式蓄積交換装置を介して各航空会社のコンピューター・システムへ直接伝送される。

データ通信の内容としては,上述のほか最新の気象情報やフライトプランデータの送付,航空機の故障情報などの送付が可能であり,航空機側にも機上プリンターなどが設置されている。

現在,欧米の航空会社ではVHF-ACARSが実用に供されており,衛星を利用した空地データ通信もすでに実用化されている。




『航空実用事典』より




あれっ。。。 マレーシア航空370便墜落事故に関心がないと言いながら、シルヴィーはどうして こんなことまで知ってるのォ~?



ちょっと さっきググッて調べてみたのよゥ。 (微笑)

あのねぇ~、いくらなんでも機長が自分の飛行機をハイジャックするはずがないでしょう!

でも。。。、でも。。。、機長はマレーシアの野党人民正義党党首アンワル・イブラヒムの熱烈な支持者であり、個人的な面識もあったというのよ。

だから。。。?

事件の前日にアンワルが同性愛容疑で有罪となったのよ。。。 それで機長はアンワルの熱烈な支持者なので、乗客を巻き込んで抗議するために自殺したという報道もあるのよ。

でもねぇ~、アンワル自身はインタビューで答えているのですよ。。。 それは野党やアンワルが事件に間接的にでも関与しているという疑惑をもたせるための報道だと。。。 だから、そういうガセネタは信用できないのですよ。。。 だいたい、機長が もし犯人ならば、初めからインド洋に向かって飛んでいますよ。

それもそうねぇ~。。。 でも、それでは、機長が犯人だと初めから解ってしまうから、わざと途中で向きを変えたのよゥ。

あのねぇ~、違うのですよ。。。 英語のクリップを観れば解るけれど、コックピットに入らなくても、床のジュータンをめくると飛行機の心臓部である機関室に降りてゆけるのですよ。

確かに、ビデオの中で そのやり方を説明している人がいたわよねぇ~。。。

つまり、ハイジャッカーは まずコックピットに入る必要はないのです。 床のジュータンをめくって飛行機の心臓部である機関室に降りてゆく。 そしてコックピットのコントロールをすべて奪ってしまう。。。 要するに、ハイジャッカーは操縦経験もあり、ボーイング777の機体のこともよく知っている人物なのですよ。

でも。。。、でも。。。、マレーシアの空軍幹部によると、同機は高度を大きく変化させながら飛行しており、それは操縦に熟達していないと不可能だと話したのよ。。。 ところが、マレーシア警察によると、乗客227人の中に航空機の操縦技術を持つ人物は見つかっていないそうよ。

あのねぇ~、事故機には乗員12人と幼児5人を含む乗客227人が乗っていた。 機長は1981年に入社した飛行時間18,365時間の53歳。 副操縦士は2007年からマレーシア航空で勤務する飛行時間2,763時間の27歳で、ともにマレーシア人。 客室乗務員も多くがマレーシア人だった。

それがどうだと言うのォ~?

マレーシア航空は乗客の国籍について発表しているのです。 それによると、乗客の中に含まれていたイタリア人1人は1年前に、オーストリア人1人は2年前に、それぞれタイで旅券(パスポート)を盗まれていたのですよ。 つまり、この2人分については別人が搭乗していたのです。

あらっ。。。 マジで。。。?

タイ国家警察庁と国際刑事警察機構 (ICPO) はこの2人について、監視カメラの映像などから人物を特定し、オーストリアの旅券を使用したのは、母親の住むドイツに移住する予定だった19歳の男性、イタリアの旅券を使用したのは29歳の男性だと判った。 ともにイラン人だった。

要するに、このイラン人の二人がハイジャック犯人なのねぇ~?

いや。。。 この2人分の航空券は、タイの旅行代理店に2人とは別の「アリ」と名乗るイラン人男性が「最も安くヨーロッパに行ける航空券」を電話で予約したものだった。 予約した男性は旅券偽造組織の人物とみられるのですよ。 二人のイラン人は麻薬密売組織や人身売買組織と関係あるらしい。

。。。で、犯人は誰なのよ?

あのねぇ~、マレーシアのヒシャムディン・フセイン運輸大臣代理は、他にも2人がヨーロッパの国の不正旅券で搭乗した疑いがあると発表したのです。 しかも、乗客名簿に載っていた中国人男性1人の旅券番号は実際には一度も出国履歴が無く、本人も出国していなかった、ということが解った。 さらに、この他、5人が直前に搭乗を取りやめていた。 つまり、乗客名簿に載っている人物を調べても意味がないのですよ。

実際には、乗客名簿以外の人がその人に成りすまして乗っている可能性が高いとケイトーは言いたいのねぇ~?

そういうことですよ。。。 だから、ハイジャック犯人の実際の名前は乗客名簿には載ってないのですよ。

じゃあ、いったいハイジャック犯人は誰なのよ!

あのねぇ~、仮に犯人の名前をバダウィ・ラザクと呼ぶことにします。 彼は50代のマレーシア人で軍では戦闘機に乗っていた経験がある。 アメリカの大学を卒業して軍を退役してからは民間航空の機長を経験している。。。 もちろん、ボーイング777の操縦経験もあり機体のこともよく知っている。

そのバダウィさんが、どういうわけでハイジャックしたのォ~?

アメリカの大学に留学している時に、彼はある一冊の本に巡り合う。


(bermuda01.jpg)



これが その本なのォ~?



そうです。。。 この本がバダウィさんの人生を変えてしまったのですよ。

これはあの有名な“バミューダトライアングル”について書かれた本じゃないのォ~?

その通りですよ。


バミューダトライアングル


(bermuda02.jpg)

バミューダトライアングル(Bermuda Triangle)は、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。

昔から船や飛行機、もしくは、その乗務員のみが消えてしまうという伝説がある。

この伝説に基づいて、多くのフィクション小説、映画、漫画などが製作されている。



超常現象を取り扱う雑誌や書籍やテレビ番組の報道によると、通過中の船舶や飛行機が突如何の痕跡も残さず消息を絶つ海域とされる。
消息を絶つ直前にコンパスや計器の異常等の兆候があるとされる。

100年以上前から100を超える船や飛行機、1000以上の人が消息不明となっているとされる。
「魔の三角地帯(または三角海域)」とも呼ばれている。

バミューダトライアングルの「伝説」が広く知られるようになるにつれ、来福丸転覆事故やシティ・オブ・グラスゴー号遭難事件のように大西洋上の異なる地域(数百キロ、あるいは1000キロ以上離れた場所)で起きた事故や遭難もバミューダトライアングルで遭難したかのように語り継がれることが増え、実際にこの地域で起きた事故を遙かに上回る数の遭難が関連付けられる事となった。

中には1902年のフレヤ号遭難のように発生現場が遠く離れた太平洋であるにも関わらずこの事例に入れられたものも存在する。

その結果ますます「伝説」の信憑性が増すという悪循環を引き起こし、実際にはこの地域での事故がそれほど多くはないにもかかわらず「事故や遭難が多発する地帯である」という誤った認識が広まってしまった。

多くの場合はハリケーンなどの悪天候時に起こったものや操縦ミス、計器の確認ミスであり、船や飛行機などの遭難件数が他の一般的な海域よりも多いという事実はない。
この地域はハリケーンや霧の多発地帯として有名であり、ハリケーンに遭遇して遭難したと証明されている案件も多い。

また、周辺に目印となる島や構造物も無いため遭難しても救助されにくい。
特にこの海域は強力なメキシコ湾流が流れており、短時間で航空機や船舶の残骸が遠くに流されるという事も考えられうる。

一例として、1945年12月5日にアメリカ海軍のアヴェンジャー雷撃機5機が訓練飛行中に消息を絶った事件について、バミューダ・トライアングルの典型的な飛行機消滅の超常現象として長期にわたり出版、報道されている。

しかし、事故は、悪天候に加えてパイロット達の訓練不足が重なったことで方向を見失ったことにより起きたものだと現在では考えられている。
なお、このエピソードの紹介の際に語られることが多い「どっちが西かも分からない」「白い水に突入」などの隊員の台詞は、実際の通信記録には存在しない。




出典: 「バミューダトライアングル」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




バダウィさんは、この“バミューダトライアングル”の謎に取り憑(つ)かれてしまった。



でも。。。、でも。。。、マレーシア航空370便墜落事故はインド洋の海上で起こったわけでしょう!? 


(mh370c.jpg)


(bermuda02.jpg)



“バミューダ”とは全く方向が逆じゃない!



あのねぇ~、本を読んでみれば解るけれど、謎のトライアングルは“バミューダ”だけじゃない!

他にどこにあるの?

例えば、日本の近海には“ドラゴンのトライアングル”と呼ばれる謎のゾーンがある。


(bermuda03.jpg)



本の著者によると、このゾーンでは1952年から1954年の2年間に5艘の軍用船が消息をたったというのですよ。



つまり。。。、つまり。。。、マレーシア航空370便が墜落事故を起こしたゾーンも、この危険な謎のトライアングルだとケイトーは言うのォ~?


(mh370d.jpg)



いや。。。、僕が言っているわけじゃなくて、本の著者が理論的にインド洋にもある可能性がある、と言ってるのですよ。

それで。。。、それで。。。、“バミューダトライアングル”の謎にハマッてしまったバダウィさんが それを確かめるためにハイジャックしたとケイトーは言うのォ~?

そうです。。。

ただそれだけの動機で。。。?

いや。。。、バダウィさんはハイジャックする前に癌で余命1年足らずだと宣告されていたのですよゥ。



(question.gif)


 (すぐ下のページへ続く)
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by denman705 | 2016-01-22 06:30 | ミステリー